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アーリング・ハーランドのプレースタイル|怪物FWの戦術的役割・強み・弱点を徹底分析【2026年最新版】

ツバサ

アーリング・ハーランドは、現代サッカー界を代表する“怪物”ストライカーだ。身長195cmの恵まれた体格に加え、驚異的なスピードと決定力を兼ね備え、若くして数々のゴール記録を塗り替えてきた。

マンチェスター・シティ加入後は、その得点力がさらに加速。プレミアリーグ史上最速での100ゴール到達、プレミアリーグ1シーズン最多得点記録の更新、そして2年連続得点王など、歴史に残る数字を次々と打ち立てている。

将来は“通算800ゴールも狙える”と語ったのは、元チームメイトのKevin De Bruyneである。彼はハーランドの得点ペースとプロ意識の高さを評価し、「このまま健康でプレーを続ければ、とんでもない数字に到達する」と期待を寄せている。

今回の記事では、アーリング・ハーランドのプレースタイルを分析する。

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基本情報

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アーリング・ハーランドの基本情報

経歴

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ブリン

・モルデ

・RBザルツブルク

・ボルシア・ドルトムント

・マンチェスター・シティ

プレースタイル分析

ポジショニング・マークを外す動き

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1 ドルトムント時代に、最高時速36km

2 オフサイド回数の少なさ
※参考:2025-2026年のオフサイド回数は4回

3 背後へ抜け出す技術
ハーランドはDFの背後へ抜け出す技術に非凡なものがある。DFラインの少し手前の位置から猛烈ダッシュを始め、少し横に膨らみパサーとのタイミングを調整しながら、ラインブレークの瞬間で最高速度に到達し、相手CBを一瞬で置き去りにする。

4 DFとの駆け引き
いったん足元でボールを受けに落ちる素振りを見せ、相手CBが喰いついた瞬間に反転して背後へ走り出す。他にも、ペナルティエリア内で何度も動きなおしたり、ポジションを微調整して得点可能性を最大化する位置取りを続けられる。

5 裏への抜け出し回数が非常に多い
2023年7月23日に行われたマンチェスターシティ vs 横浜F・マリノスの試合でのこと、ハーランドは後半45分だけで21回の裏抜けを記録したのだ。その年のJリーグ最多は29回/90分だったので、それに近い数字を後半だけで記録していることになる。点を取るためのアクションを誰よりも繰り返し行っているからこそ、異常値とも言えるほどの得点数を記録できるのかもしれない。出典https://jlib.j-league.or.jp/-site_media/media/content/81/1/pageindices/index46.html#page=47

並外れた得点能力

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1 プレミアリーグの最速100ゴール記録者
111試合で達成。アラン・シアラーの124試合を更新した。

2 ノルウェー代表:48試合55得点

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最終節でイタリアを4-1で撃破し、28年ぶりにワールドカップ出場を決めたノルウェー代表で、絶対的エースとして君臨し、驚異的なペースで得点を積み重ねている。ちなみに、ハーランドはワールドカップ予選で8試合16得点を挙げており、驚異的な1試合2得点ペースだ。

3 ビッグ6相手の得点:33試合23得点

一時期、『ルカクは雑魚専だ』なんて議論が話題に上がったことがある。これはつまり、得点数は多いが、格下相手からたくさん点を取っているだけという指摘だ。では、ハーランドはどうか、ハーランドは相手の格に関係なく満遍なくゴールを決めている。実際、プレミアリーグではビッグ6相手に33試合で23得点を決めており、格が高いクラブを相手にしてもコンスタントに得点を期待できる。

4  プレミアリーグ1シーズン最多得点記録を樹立:36ゴール(2022-23シーズン)

マンチェスター・シティに加入初年度の2022-2023シーズン、ハーランドは36得点を決め、プレミアリーグシーズン最多得点記録を樹立した。ハーランドの実力は勿論だが、加えて、この記録の背景にはベルギー代表MFケビンデブライネの存在が大きかった。2022-23シーズン、デブライネはハーランドに8アシストを提供しており、これはシティの選手がプレミアリーグで1シーズンにアシストした最多記録となっている。デブライネという最高のパサーの存在が、ハーランドの得点能力をさらに引き出したと言える。

5 今季は不振だと言われるが・・・

2025-2026シーズン、ハーランドが得点不振に陥っているという意見がある。今季プレミアリーグで27試合に出場して22得点を記録しているが、これでも不満の声があるようだ・・・。確かにハーランドの能力を考えればやや物足りないかもしれないが、それでもプレミアリーグの得点ランキングでトップに立ち、プレミアNo.1のFWであることは間違いない。これで批判されるのであれば、誰を連れてきても満足できないのではないか。。。

強靭なフィジカル・破格の身体能力

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1 身長195cm・体重94kgの恵まれた体格

 アダム・ウェブスターを軽々吹き飛ばす

2022年10月24日のプレミアリーグ第13節ブライトン戦にて、ゴール前に抜け出したハーランドは、身長191cmのブライトンCBアダム・ウェブスターを軽々と吹き飛ばしてゴールを決めた。ウェブスターとハーランドの体格は同じくらいだと思うが、ハーランドは軽々と吹き飛ばした。

3 試合終盤の鬼キープ、地獄の時間稼ぎ

2024年9月22日のニューカッスル戦で見せた、試合終盤の時間稼ぎ鬼キープ。驚くべきことに、89分から92分くらいまでおよそ4分間に渡ってボールをキープし続けた。時には相手に当ててCKを獲得し、フィジカルと頭の良さを活かして時計の針を進めた。

4 世界No.1のCB ファンダイクとの攻防

25/26シーズン第26節リヴァプール戦、195cm・92kgの恵まれた体格を持ち、怪物級の対人能力を誇るオランダ代表CBファンダイクとのマッチアップは迫力満点だった。ハーランドはファンダイクを相手に互角以上の攻防を繰り広げ、前線で脅威となり続けた。ファンダイクはハーランドに対してほとんどマンマークのような形で対応していた。

5 C・ロナウドに匹敵する超人的な跳躍力

2024年12月13日に行われたチャンピオンズリーグのコペンハーゲン戦でハーランドがオーバーヘッドを試みたが、その高さが2.34mを記録し、2018年のC・ロナウドが記録した2.38mに匹敵すると話題になった。

6 フィジカルが強すぎるあまり・・・
フィジカルがチート過ぎて、こんなファールを受けることもある。流石にこれはやりすぎ(笑)

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データが示す高い守備貢献

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1 獲物を狩る猛獣のようなプレッシング

グアルディオラ監督はハーランドの守備姿勢を絶賛している。「動物のようにプレスをかけるのが好きだ」と表現し、その強烈なプレッシングが中盤や後方の味方を助け、結果的にゴールに繋がると説いている。

ハーランドが巨体を揺らして猛然とプレスをかける姿を「相手にとって恐怖」と評し、この献身的な走りはチームにとって「交渉の余地がない(絶対に必要)」ものだと強調している。

引用https://www.beinsports.com/en-au/football/premier-league/articles/guardiola-hails-pressing-animal-haaland-2024-08-26

2 守備面でも真のマン・オブ・ザ・マッチ

2026年2月21日のニューカッスル戦では、クリア3回、デュエル勝利11回、タックル成功率100%を記録し、グアルディオラ監督から「守備面でも真のマン・オブ・ザ・マッチ」と称賛された。

引用https://www.premierleague.com/en/news/4438397/opta-analysis-of-erling-haaland-goalscoring-statistics-at-start-of-2025-26-season#:~:text=He%20spends%20most%20of%20the,for%20pressures%20applied%20(477).

3 凄まじいプレスの質と量

ハーランドはボールに触れていない時間(90分平均でわずか24.2回のタッチ)が非常に長い一方で、守備時には激しいプレッシングを求められている。その結果、今シーズン序盤の時点で、プレミアリーグのセンターフォワード(CF)およびウィンガーの中で、プレス適用回数でリーグ7位(477回)を記録している。

 加えて、CFおよびウィンガーの中での総走行距離(66.3km)ではリーグ10位にランクインしている。

引用https://www.premierleague.com/en/news/4438397/opta-analysis-of-erling-haaland-goalscoring-statistics-at-start-of-2025-26-season#:~:text=He%20spends%20most%20of%20the,for%20pressures%20applied%20(477).

結論:ハーランドはボール保持に関与する時間が極めて少ない一方で、チームの守備組織のために非常に高い強度で走り続けており、その「得点以外の(主に守備面での)貢献」がマンチェスター・シティの強さを支えている。

組み立てへの関与は限定的

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1 現地メディアで度々議論の話題に挙がる

イングランドの地方紙Manchester Evening Newsの報道では、試合中のボール関与回数の少なさを根拠に、アーリング・ハーランドのパフォーマンスを疑問視する声が一部にあると伝えられている。

2 外野の声は気にしないハーランド

組み立て局面での関与が多くない点については、メディアで繰り返し取り上げられており、アーリング・ハーランド自身もその状況を理解している。ゴールを量産している間は問題視されにくい一方で、得点から遠ざかると途端に批判が強まる――そうした評価の振れ幅について、本人は次のような趣旨の発言をしている。

ピッチ上でやるべきことに集中するだけだ。俺の役割はロドリのように試合をコントロールすることじゃない。ボックス内に位置し、攻撃を仕留めることだ。それが俺の焦点であり、他人の意見は気にしない。チーム勝利に貢献することに集中するんだ

https://www.theguardian.com/football/article/2024/may/10/erling-haaland-hits-back-at-increasing-scrutiny-over-low-touch-count-in-games-manchester-city-football
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まとめ|世界最高のストライカー アーリング・ハーランド

FWに求められる役割が多様化する現代サッカーにおいて、それでもなお“得点”という最も本質的な価値で自身を証明し続けているのが、アーリング・ハーランド(Erling Haaland)である。

ビルドアップへの関与や流動性よりも、ゴール前で仕留めることに特化する。彼はタスクを広げるのではなく、極限まで研ぎ澄ますことで試合を決定づける存在だ。得点を取ることに専念し、その一点突破でチームを勝利へ導く――その純度こそが彼の最大の武器である。

そして、彼はまだバロンドールを手にしていない。もしその栄誉に届いたとき、ハーランドは単なる得点王ではなく、時代を象徴する存在として、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドと同じ次元に立つことになるだろう。

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